
立ち上がる時の膝の痛み
立ち上がる時の膝の痛み
こんにちは!
メディカルトレーナーの今井です!
本日は【膝の痛み】に関してです
痛みが出るタイミングもいろいろなケースがあるので、その中でも特に多い、
立ち上がる時が多いです!
しばらく座って休んだりした後に立ち上がろうとした際に、一瞬ズキッとした痛みが生じることがあります
このように長時間動かない状態の後立ち上がる時の痛みを「スターティング・ペイン」と呼んでいます
その原因についてお話しします!
❶関節液が溜まってしまう
これは、図①にある黄色の部分で示しているもので、
関節内を満たしている関節液が長時間動かない事で
関節内全体に循環せずに下方に溜まっており、
関節のクッションとしての働きが無くなってしまっている為だと思われます
図①
対策としては、関節液は関節を動かす事で関節内で循環する事が出来ます。
なので立ち上がる前に膝を曲げ伸ばす運動を繰り返す事で
関節液が循環し立ち上がる時の衝撃を緩和してくれので
痛みに苦しんでいる方は是非お試し下さい!
❷体重による負荷の増加
人が動く時に負荷となる外力は重力による体重、内力は筋力になります!
内力(筋力)が少ない場合はいかに関節にかかる負担を減らすか!が重要になります。
ドイツで行われた、人工関節内での測定によると、
※立つ動作は体重の2.5倍
※歩行は体重の約3.2倍
※階段は体重の約3.5倍
これくらいの負荷が随時かかっているのです。
例えば体重が10キロ減ったら階段での体重の負荷は25キロ分負担が減る計算です。
なるべく負担が少ない方が膝にとっては良いですね(^^)/
ただし無理な減量は健康に良くないです。
適切な体重のコントロールを行い負担を減らしていきましょう!
❸変形による負荷の集中
いわゆるO脚やX脚の事です。
人の足の姿勢としては少しX脚気味になっています。
角度でいうと176°でこの角度になることで荷重を上手に分散させています。
しかし変形してしまうと荷重が内側や外側に集中してしまいます。
上記で立ち上がる時は体重の2.5倍かかるので
その負荷が内側や外側に一方方向にかかってしまったらとんでもない負荷になりまね(>_<)
改善策としては股関節、膝関節、足関節の左右のバランスを整える必要があります。
そのためには運動やストレッチなどのリハビリが必要になってきます!
沢山の原因がある中で上記の3つをご紹介しました!
膝痛改善にむけて出来ることからやっていきましょう!