下倉 雄介
2018-04-30

膝の痛みとアイシングの関係性

膝の痛みとアイシングの関係性

こんにちは!

メディカルトレーナーの下倉です(*^^)v

 

膝に関わらずですが、「膝が痛い時って冷やしたほうがいいんですか?」

という質問をよくされます

本日は「アイシング」について記載したいと思います。

 

まずは、寒冷療法と言われるものがアイシングになります。

そしてこの寒冷療法(アイシング)とは『氷・冷水・冷媒等により局所・全身に寒冷刺激を与える治療法』を指します。

 

 

具体的な方法の種類、「熱の伝達形態」としては、以下が挙げられます。

 

伝導冷却:

・冷たい側から温かい側に向けての熱の移動(固体)

・例⇒氷(アイスキューブ)、アイスパックなど

 

蒸発冷却:

・揮発液の塗布・噴霧を行い、その気化熱によって熱を奪う

・例⇒コールドスプレー

 

対流冷却:

・温かい分子は上層に、冷たい分子は下層に移動することによる熱の移動(液体・気体)

⇒患部を流水にさらす、扇風機などを利用するなど

 

 

次にアイシングの生理学的効果(作用)についてです。

  • 組織温度の低下

  • 一次的血管収縮と二次的血管拡張

  • 組織代謝の低下

  • 毛細管透過性の低下

  • 痛覚の閾値上昇

  • 筋紡錘活動の低下

 

アイシングで起こる作用なので、状況によっては「冷やせばいい!」という考えではない!ということです。

基本的にはアイシングの適用は以下の通りになります。

 

  • 外傷の急性期炎症症状の緩和(腫脹・発赤・発熱・疼痛)

  • 局所の疼痛(有痛性筋スパズムの軽減)

  • 痙性(筋緊張の亢進)

  • 神経・筋の反応抑制および促通

 

寒冷の生理学的効果を踏まえた上での疼痛に対する効果は以下となる。

 

  • 感覚受容器の疼痛閾値の上昇

  • 刺激伝達の遅延による中枢への感覚性インパルスの減少

  • 筋緊張低下による血液循環改善に伴う反応性充血

  • 筋緊張低下による鎮痛効果

  • 反応性充血による鎮痛効果 など

またアイシングの禁忌は以下となる。

 

  • 循環器疾患を有するもの

  • レイノー病(発作性血流障害を呈する疾患)

  • 寒冷アレルギーを有するもの(じんま疹等)

  • 感覚障害のある部位

  • 心臓および胸部の上

  • 寒冷に対して拒否的なもの(特に高齢者)

  • 高度の高血圧、心疾患、腎疾患、呼吸疾患

 

 

最後にアイシング自体が凍傷の原因にもあるので、具体的なアイシングの方法は別でご紹介しますね

最後に「寒冷療法」があるということは、その逆の「温熱療法」もあるので、

正しい判断で寒冷と温熱が出来るといいですね!