
膝に負担をかけない日常生活を過ごすには
こんにちは。
肩・ひざ関節痛クリニックの中田でございます。
今日は十五夜ですね😊
皆様どのようにお過ごしでしょうか💕
私たちは、横田先生からお団子の差し入れをいただきました♡
さて、本日はお膝に負担をかけずに日常生活を過ごすコツを紹介させていただきたいと思います!
1.正座は膝痛を起こす思わぬ落とし穴
畳生活だった日本では、礼儀正しいとされてきた正座ですが、実は大きく曲げすぎた膝に
思った以上の負担をかけています。
深く曲げているだけではなく、その上体重がかかっているのですから、
膝にとっては決して望ましい形ではありません。
どうしても正座をしなければならない時には、座布団を半分に折って、
お尻とふくらはぎの間に挟むと良いでしょう。
膝が曲がる角度を減らして、膝への負担を軽減してくれるからです。
また、膝に異常のある方は、動き始める時に痛むことが多いので、
歩き始める前には座ったまま、膝の曲げ伸ばしを2~3回行うようにします。
これだけでも、歩き始めの痛みを軽くすることができます。
2.膝に負担をかけない階段の昇り降り
階段の昇り降りでは、一段ごとにその段の高さだけ重心を上げたり下げたりするため、
膝の関節には体重の5~10倍の力が加わると言われています。
それでは、どのように負担の大きい階段の昇り降りをするかというと、
痛みのない脚から昇り、一段ごとに両足を揃えるようにします。
逆に降りるときは痛みのある脚を先に降ろし、一段ごとに両足を揃えます。
つまり、故障のある脚は、故障のない脚より下にあることになります。
こうすると、故障のある脚は伸びたままで階段の昇り降りができます。
3.杖を上手に使う
膝の状態が悪い方でも、杖を使うことを嫌がる方が少なくありません。
しかし、杖を正しく使えば、膝への負担は軽くなり、変形性膝関節症の悪化を
防ぐことができます。
また杖を使うことによって、バランスが取りやすくなるため、転倒防止といった点からも
大切です。
杖は痛い脚の反対側の手に持ち、痛い脚と杖を同時に出すのが正しい方法です。
4.上手な靴の選び方
靴選びで大切なことは、靴を足に合わせるということにつきます。
可能であれば、足の型をとって靴を作ることがベストです。
難しければ、中敷きなど何かしらの方法で微調整をおこなってくれることを基準に
販売店を選びたいものです。
「靴選びのポイント」
□靴の踵部分に踵をしっかり包む込むような適度な硬さがある
□足の甲の部分まで覆っている
□蹴り出しを補助するように、靴底に適度な硬さと弾力がある
□足指の関節が曲がる
□足の指が動かせるゆとりがある
5.サポーターを使いこなす
膝痛のサポーターは、大きく分けて膝関節周辺の保温を目的としたものと、
膝関節の補助を目的としたものがあります。
膝は冷えてくると、関節周りの血流が悪くなり、痛みを起こしやすくなります。
また寒さや痛みのために、関節自体がこわばって動かしづらくなります。
腫れや熱感などの症状がなく、膝が冷えてくるとどうも調子が悪くなるという場合には、
あまり膝を締め付けないゆったりとしたサポーターをつけることによって、
膝の保温と保護をするようにします。
どうでしたか??
是非ご参考にしていただき、悪化しないよう対策を立てて下さいね!
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スタッフ一同お待ちしております